魚沼市緊急銃猟
10月21日(火)午後13時12分、魚沼市古新田において新潟県初、全国では3件目の熊の緊急銃猟が行われました。10月12日にも今回の現場付近で熊が目撃されており、9月29日にはその先の小出中学校のグランド脇にフンとクルミに食痕があり、同一個体が出没している可能性が非常に高いケースでした。地図上では当院から遠くありませんが、グランドの反対側までは実測はかなりの距離があり、銃声や喧騒が聞こえることはありませんでした。若葉町付近もそうですが、この一帯は昔は河川だったようで河岸段丘に囲まれています。内田市長が会見で「地形的」とお話されていたのも、崖に向かって鉄砲を撃っても流れ弾の危険もないという判断だと思います。これだけ味を占めて通っている熊を駆除していただき良かったですよね。動物愛護も悪くありませんが、人間も自然界の一員として自分のテリトリーは守らなければ。
ところで私の祖父はよく熊胆を買って飲んでいました。30年以上昔のことですが、1個10万円でした。気になって今の値段を調べてみると、1個が100万円!1gが1万5千円~2万円とのことで、なんと10倍になっておりました。昔から金と同じ価格と言われているそうです。熊が食事をすると胆汁が出て胆嚢が小さくなってしまうとのことで、冬から春にかけて狩猟されるものが良品だそうです。しかし、その価格なら秋熊であろうと売買されていることに変わりはないと思われます。いっそ魚沼市のふるさと納税の返礼品にしてはいかがかと(笑)
私も子供の頃にクマのぬいぐるみを両親に買ってもらい、夜は大事に抱きかかえて寝ていました。クマの模様やキャラクターが可愛いというのは、欧米から輸入された文化だと思います。昔の人はクマのことを犬や猫くらいにしか思っていなかったのではないでしょうか?犬猫も噛んだり引っ搔いたりはしますからね。久しく野生動物と戦わない間に人間の方が弱くなったのかもしれません。