写真は昨日、長野で購入したシナノスイートとクイーンルージュです。ブドウはもっと房が大きかったのですが、上部をつまみ食いしております(笑)さて、クイーンルージュだけでなく、ナガノパープルなど皮ごと食べられる高級ブドウが市場に出回るようになりました。シャインマスカット等の白系ブドウよりも、抗酸化作用のあるポリフェノールを多く含む紫系ブドウの方が健康価値が高いことは、多くの消費者も認識しており、今年は一気にブドウ市場が反転したように見受けられます。先頃から、白系高級ブドウの代表格であった中国産シャインマスカットの暴落のニュースが聞かれるようにもなりました。中国ではシャインマスカットの栽培面積が1万ヘクタールから10年で10万ヘクタールと、わかりやすく10倍になり、供給過剰のためベトナムでの小売価格が1㎏2,750円から430円に急落。卸売価格も215円から245円と4分の1にまで低下しているそうです。やはりこれは、流行に飛びついた安易な先行投資が失敗した事例と見て良いようです。日本人も昔は欧米人に「猿真似」と言われましたが、出来合いのモノを盗んで上手くやろうという人にはビジョンがありません。ブドウには白以外に紫色があるという、ごく基本的なことを忘れていたのでしょう。本当に専門的な農家さんならば、多品種を栽培したり交配したりと研究を重ねているはずで、1品種で倒れることはまずないと思われます。以前、中国系の農家がシャインマスカットの苗木を密輸して栽培を拡大しているニュースを聞いたときは「えー!?」と思いましたが、思わぬ形で報いを受けることになりました。しかし、中国だから悪いというわけではありません。これを機に短期的な儲けを狙うだけのブドウ農家が脱落し、より長期的な視点を持てるブドウ農家が中国にも根付くに違いありません。
中国産シャインマスカットの暴落の背景




