映画&小説『国宝』

最近おいでの患者様のあまりにも多くの方が、原作・吉田修一氏、監督・李相日氏の『国宝』をご覧になったお話をされるので、先日Amazonの電子書籍kindleでまずは小説を読んでみました。朝日文庫から上下巻、各850円で出版されており、しかも期間限定で各541ポイントずつが付与されるというお得な話。実質1冊300円程度、2冊でも600円で読めることになります。昔から読みたい本なら読むのが早い私、2~3日で読み終えました。やはり映画の方も鑑賞したい、しかし今年は連日の暑さです。Tジョイ長岡のサイトを調べると、レイトショーという午後20時45分から始まる興行があり、弟を誘うとペア50という2人が50歳以上なら通常2000円のチケットが1400円になる割引きもあり、小千谷まつりの花火を片手に見ながら、夜の国道17号を飛ばしてまいりました。

主演の喜久雄役の吉沢亮さんと助演の俊介役の横浜流星さんが、ポスターやYouTubeでは、歌舞伎の化粧と衣裳をされると区別がつかなかったのですが、映画では顔の違いがハッキリ判り、美しさも舞も演技も圧巻でした。歌舞伎の演目も連獅子、娘道成寺、曾根崎心中、鷺娘を中心にハイライトが理解しやすく盛り込まれ、昭和のやや薄暗い時代設定も懐かしく、原作との違いも楽しみつつ約3時間、心配していた睡魔や尿意、冷房の悪寒に襲われることなく最後まで鑑賞しました。昨日のニュースでは『国宝』の興行収入は110億円を突破し『南極物語』を抜いて第2位とのこと。カンヌ映画祭にも出品されており、海外での評価も高いとのことです。今後のニュースにも目が離せませんね。

2025年08月24日